不動産管理について ①設備故障時の注意点
賃貸・売買・管理 全て経験してきた私が一番大変だと思うのが、「管理」です。
賃貸・売買の営業職に比べると給料も低いですし、
(基本的にインセンティブが無いので・・・)
業務の大半がクレーム対応となり、想像できないトラブルに
巻き込まれることも多々ありました。
今回はそんな不動産管理についてお話します。
管理は基本的に「入居者対応」と「家主対応」がメインとなります。入居者からは「エアコンが壊れた!」「お湯が出なくなった!」等の設備故障の連絡が一番多いです。
エアコンや給湯器が故障すると日常生活に支障が出るので
困りますが、慌てて管理会社に電話する前に注意してほしい点があります。
【エアコン】
エアコンは10年経過したぐらいから故障するしたりもします。風が出てこない・温風(冷風)が出ない、吹き出し口から水が漏れてくる。といった症状が多いです。
エアコンを作動するのは主に夏場・冬場になるので、
全く動かさない期間が3~4ヵ月あります。久しぶりの起動時は、温風(冷風)が出るまで数十分かかることもあるので、しばらく待っても症状が改善されない場合に連絡をするようにしましょう。
エアコン本体のコンセントの抜き差しで直るケースもあります。試してみて下さい。
また、フィルター清掃を定期的に行わないと温度調整がうまくいかない事があります。
水が垂れてくる症状もフィルター清掃をしていないため、
ドレン管と呼ばれる管にホコリが詰まり、水が逆流する事もあるので、お掃除は定期的にしてください。
清掃不備が原因の故障場合は入居者の過失として請求されることもあるのてで注意です。
【ガスコンロ】
点火不良のご相談がほとんどです。点火用の電池が切れているだけの場合もありますので、電池交換を試してみて下さい。ちなみに室内の照明(電球)やエアコンのリモコンの電池等の消耗品については入居者負担となります。
【水回りの詰まり】
トイレの詰まり、キッチン・浴室の排水詰まり等のご連絡はかなり多いです。
個人的には水回りのトラブルが一番注意が必要です。
トイレの詰まりの原因はほとんどの場合トイレットペーパー以外の物を流している事が原因です。
(ティッシュペーパー・食べ残しのゴミ等)
もし、トイレットペーパー以外の物を流したことが原因で詰まっていた場合は費用は入居者負担です。
同じく、キッチン・浴室の排水も定期的な清掃を行って
いないと当然詰まりますし、その場合も入居負担になります。
(女性の方は髪の毛の詰まりが特に多いので注意!)
管理会社に言えば何でも無料で直してもらえると思っている方が結構いらっしゃいますが、
原因によっては入居者負担になりますし、出張料を請求されることもあります。
室内の設備のメンテナンス・清掃等を定期的に行うように心がける必要があります。