投資用不動産について
今回は不動産売買についてお話しします。
不動産投資に興味がある方は一度目を通していただければと思います。
会社努めの方は色んな会社から営業の電話がかかってくるかと思いますが、
不動産投資の営業電話を受けた事ある方はいらっしゃいますか?
「資産運用として~」「節税対策で~」「老後の定期収入源として~」
など、言葉巧みに投資用不動産の購入を勧めてきます。
確かに上記であげさせてもらった内容は本当にメリットとなります。
ただ、デメリットも存在するので、そのあたりを詳しく説明します。
①家賃は常に入るとは限らない。
毎月の固定収入がありますとのうたい文句で不動産の購入を勧めてきますが、
常に入居が付いているとは限りません。入居がついていない場合は1円も
入ってきませんので、毎月のローン(借入する場合)や管理費・修繕積立金
などは手出しになります。管理費・修繕積立金というのは、マンション全体
の修繕・改修工事に使ったり、管理会社への報酬となります。
入居の有無にかかわらず毎月必ず支払義務が出てきますので、家賃収入が
無くても固定費として出ていきます。また、物件の維持費(外壁工事や
エレベーターのメンテナンス等)は年数が経つにつれ金額も上がって
いきます。購入時より管理・修繕積立金があがってしまう事もありますので
注意しなければいけません。
②設備故障等の費用は家主負担になる。
仮に購入時から30年間同じ人が入居してくれるとします。
(実際はあり得ないですが・・・)では、その場合は毎月安定した収入が
入ってくるのでしょうか。
確かに何もなければ固定の金額が毎月入ってきますが、エアコン・コンロ・
給湯器などの室内設備の故障は原則家主負担となります。
もちろん入居者の過失で壊してしまった場合は支払う必要もありませんが、
経年劣化で故障してしまった場合は全額負担しなければいけません。
③家賃は年々下がっていく
所有物件を賃貸に出している限り、必ず退去はあります。
築年数が経過していく度に物件価値も下がっていきますので、
家賃収入も年々減っていきます。ローンを組んで物件を購入している方は
入居が付いているのに手出しが必要な場合もあります。
その他にも不動産取得税や固定資産税等、購入時に説明が無かった部分で
いろんな費用が発生するケースがあります。
メリット・デメリットを事前に詳しく聞いてから購入の検討をするように
した方が賢明です。